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アフリカン・ディアスポラのニューヨーク 多様性が生み出す人種連帯のかたち

出版社名 彩流社
出版年月 2012年3月
ISBNコード 978-4-7791-1774-9
4-7791-1774-7
税込価格 2,420円
頁数・縦 201,50P 19cm

商品内容

要旨

アフリカン・ディアスポラが体現する多様性が切り結ぶ人種連帯からニューヨーク都市史を捉えなおそうという試み。

目次

第1章 差異が切り結ぶ「黒いわたしたち」―アフリカン・ディアスポラの理論的射程(一九六五年移民法と顕在化する「黒い移民」
西インド諸島系移民に関する研究の成果と問題性 ほか)
第2章 「二重の不可視性」を生きる西インド諸島系移民―人種の政治とアムネスティ法案(不可視な「新しい移民」
ニューヨークをめざす西インド諸島系移民 ほか)
第3章 「ハワード・ビーチよ、聞いてるか?ここはヨハネスブルグじゃないんだ!」―暴力、人種主義、多様な「わたしたち」(ハワード・ビーチ事件の経過
ハワード・ビーチ事件にみる黒人にとっての人種主義的な日常 ほか)
第4章 デイヴィッド・ディンキンズとクラウン・ハイツ暴動―都市政治史と人種・エスニック関係史の交差(ニューヨーク市初の黒人市長の誕生
クラウン・ハイツという火薬庫 ほか)
第5章 警察の残虐行為が構築する人種連帯のかたち―三つの事件と重なり合う「集合的記憶」(人種主義的暴力に直面するハイチ系移民―アブナー・ルイマ事件
連鎖する怒りと不安―アマドゥ・ディアロ射殺事件の「介入」 ほか)

著者紹介

村田 勝幸 (ムラタ カツユキ)  
1968年福岡市生まれ。北海道大学大学院文学研究科准教授。学術博士。専門はアメリカ史・アメリカ研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)