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アインシュタインvs.量子力学 ミクロ世界の実在をめぐる熾烈な知的バトル

出版社名 化学同人
出版年月 2015年1月
ISBNコード 978-4-7598-1594-8
4-7598-1594-5
税込価格 2,860円
頁数・縦 336P 20cm

商品内容

要旨

アインシュタインは本当にまちがっていたのか!?天才物理学者が生涯をかけてつらぬいた量子力学批判。その意義を問い直し、新たな解釈に挑む。量子力学は不完全なのか。量子力学は実在の世界をとらえているか?

目次

古典論の危機と量子論の誕生
第1部 量子論の創始者としてのアインシュタイン(アインシュタインによる革命―粒子としての光
ボーアによる革命―飛躍する量子
アインシュタインによる二度目の革命―因果律の危機)
第2部 量子力学の誕生(量子力学の完成―ついに全貌を見せた新しい力学
不確定性関係の発見―位置と運動量は同時に測定できない
相補性概念の発見―測定装置と対象は切り離せない)
第3部 量子力学の反対者としてのアインシュタイン(可動式二重スリットの思考実験―不確定性関係は成り立っているか
光子箱の思考実験―相互作用なしで測定は可能か
FPRの思考実験その1―量子力学は完全か
FPRの思考実験その2―自然界に非局所性はあるのか)
第4部 アインシュタインはまちがっていたのか(多世界解釈と軌跡解釈―量子力学の解釈のさまざまな試み
時間対称的な解釈―過去と未来が現在を決める)

出版社
商品紹介

量子力学発展の歴史を追いながら,物理学的・哲学的議論の内容を丹念に説明。量子力学の世界像と哲学的議論を理解するための入門書。

著者紹介

森田 邦久 (モリタ クニヒサ)  
1971年兵庫県生まれ。大阪大学基礎工学研究科・文学研究科修了。博士(理学)と博士(文学)を取得。早稲田大学高等研究所准教授などを経て、2013年から九州大学基幹教育院准教授。専門は科学哲学、科学史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)