廃墟の残響 戦後漫画の原像
出版社名 | NTT出版 |
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出版年月 | 2015年3月 |
ISBNコード |
978-4-7571-4342-5
(4-7571-4342-7) |
税込価格 | 2,310円 |
頁数・縦 | 249P 19cm |
商品内容
要旨 |
南方戦線で生き残った二等兵、中国大陸で終戦を迎えた子どもたち、本土の大空襲を生き延びた少年たち。戦後、彼らが描いた漫画に通底するのは廃墟のイメージ。それは戦後生まれの漫画にも受け継がれていく。戦後の廃墟から、漫画で立ち上がった若者たち!!!! |
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目次 |
序章 水木しげるの戦争(劣等生、召集される |
おすすめコメント
戦後漫画に影を落とす、廃墟のイメージ 水木しげるは南方戦線で左手を失い、赤塚不二夫やちばてつやは中国大陸で幼年時代を過ごして敗戦後の戦地での修羅場を経験し、手塚治虫は大阪大空襲で瓦礫と死体の山を見た。戦争の時代を生きた漫画家にはどこか心に闇をかかえ、破滅志向がある。戦後生まれの大友克洋の作品にも廃墟の残響が聞こえる。では、「新世紀エヴァンゲリオン」は……。戦後漫画がもつ滅亡のイメージから、近代の文明・文化を考える。