• 本

吉原という異界

河出文庫 し13−8

出版社名 河出書房新社
出版年月 2015年10月
ISBNコード 978-4-309-41410-2
4-309-41410-9
税込価格 924円
頁数・縦 253P 15cm

商品内容

要旨

元和偃武、開幕した江戸に男装した遊女が激しく舞い踊るカオスから“吉原”は誕生する。そのご火事で焼かれ、江都の鬼門、浅草裏へ穢多・非人身分と並べられて“追放”される。江戸・東京人がこの遊廓にこめたイメージの意味と実際の吉原の姿を併せて掘り下げる、被差別・貧民研究の第一人者による風俗の地政学。

目次

序章 太夫高尾など
第1章 戦後の新都
第2章 吉原開店
第3章 元吉原の変遷
第4章 新吉原の誕生
第5章 元禄からの展開
第6章 栄枯盛衰

おすすめコメント

不夜城「吉原」遊廓の成立・実態をつぶさに研究した、画期的な書。非人頭の屋敷の横、江戸の片隅に囲われたアジールの歴史と民俗。

著者紹介

塩見 鮮一郎 (シオミ センイチロウ)  
1938年、岡山市生まれ。河出書房新社編集部を経て、作家に(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)