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歴史と日本民俗学 課題と方法

出版社名 吉川弘文館
出版年月 2016年2月
ISBNコード 978-4-642-08200-6
4-642-08200-X
税込価格 8,800円
頁数・縦 255,9P 22cm
シリーズ名 歴史と日本民俗学

商品内容

要旨

民俗学は、一九世紀以来歴史を明らかにする学問として登場し発展してきた。近年、その目的を歴史とは無関係な学問とする主張が少なくない。しかし、歴史を認識し、豊かな歴史像を創造することが民俗学であり、二一世紀には歴史研究において新たな目標を獲得しなければならない。常に学界に問題点を指導してきた著者が、あるべき方向性を提示する。

目次

課題 歴史と民俗学研究(民俗学の展開と方法
民俗学と歴史学)
第1部 危機意識と民俗学(初期柳田国男の民俗学
民俗学と民族
日本単一民族論再考
近代日本の植民地と民俗学
政治と民俗学
民俗学と歴史認識)
第2部 民俗学の方法(周圏論と民俗学
歴史民俗学的方法
民俗資料としての日記
図像と民俗学)
展望 二一世紀の民俗学をめざして(学史から学ぶ民俗学の今後
発言する民俗学への可能性)

おすすめコメント

民俗学は、19世紀以来歴史を明らかにする学問として登場し発展してきた。近年、その目的を歴史とは無関係な学問とする主張が少なくない。しかし、歴史を認識し、豊かな歴史像を創造することが民俗学であり、21世紀には歴史研究において新たな目標を獲得しなければならない。常に学界に問題点を指摘してきた著者が、あるべき方向性を提示する。

著者紹介

福田 アジオ (フクタ アジオ)  
1941年、三重県に生まれる。1971年、東京教育大学大学院文学研究科修士課程修了。現在、国立歴史民俗博物館名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)