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ケルズの書 アイルランドの至宝 復元模写及び色彩と図像の考察

出版社名 求龍堂
出版年月 2016年6月
ISBNコード 978-4-7630-1608-9
4-7630-1608-3
税込価格 6,600円
頁数・縦 157P 31cm

商品内容

要旨

『ケルズの書』とは、8世紀に制作された聖書の手写本でアイルランドの国宝。全680ページのうちの22ページは、最も細密で美しい色彩が施されている。本書は著者が15年間にわたり、この装飾ページの復元模写を試みた記録。細密な構造を解明しながら、制作当時の色彩や図像の謎に迫った著者渾身の書である。キリスト教美術、仏教美術の研究者や愛好家に、またその不可思議な図像は現代アートにかかわる方々にも好適な書である。

目次

模写作品及び解説(ヘブライ語の名前と福音書記者の象徴
聖母と幼子イエス
ベツレヘムにイエス誕生
4人の福音書記者の象徴
聖マタイの肖像 ほか)
色彩や図像の考察(顔料/染料色彩について
図像に関する見方
幾何模様日本との比較
繰り返し模様
線の美『ケルズの書』に用いられている線の特徴 ほか)
制作過程『ケルズの書』の概略―ゆかりの地を訪ねて

著者紹介

萩原 美佐枝 (ハギワラ ミサエ)  
1938年横浜に生まれる。早稲田大学第一文学部東洋哲学科卒業。主任教授道教学仏教学者故福井康順博士に師事。30歳で結婚、55歳の時にマーク・バン・ストーン博士とアイルランドへ行く。その頃テンペラ画を石原靖夫氏に習い始める。この模写作品を描きながら、フラ・アンジェリコ、ボッチチェリーやフィリッポ・リッピ等の模写、風景画などをテンペラで描いている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)