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精神医療運動史 精神医療から精神福祉へ

メンタルヘルス・ライブラリー 40

出版社名 批評社
出版年月 2018年10月
ISBNコード 978-4-8265-0686-1
4-8265-0686-4
税込価格 2,200円
頁数・縦 183P 21cm

商品内容

要旨

こころに病いを抱えたひとが当たり前に地域で暮らせる社会の実現をめざして、わが国では1960年代末からさまざまな改革運動が展開されました。なかでも精神科の病院の開放化運動と保安処分に反対する運動が車の両輪として展開されました。本書は当時行われた論争を跡づけ、改革運動の光と影を描き出しています。

目次

第1部 精神医療から精神福祉へ(戦後の論争をふり返って
精神科医と精神保健福祉士のダイアローグ―歴史・状況・関係性
戦後精神医療論争を踏まえた精神医療福祉の現在 ほか)
第2部 精神医療の変革運動(開放化運動の思想と実践
「生活療法」批判―藤澤敏雄を偲んで
精神病理学批判―「1968年」の松本雅彦 ほか)
第3部 ケアの精神医学(脆弱性に応答する責務―デイケアの課題と期待するもの)

著者紹介

浅野 弘毅 (アサノ ヒロタケ)  
1946年宮城県生まれ。東北大学医学部卒業。仙台市デイケアセンター所長、仙台市太白保健所長、仙台市立病院神経精神科部長、認知症介護研究・研修仙台センター副センター長、東北福祉大学教授兼東北福祉大学せんだんホスピタル院長を経て、現在、東北福祉大学せんだんホスピタル名誉院長。日本精神神経学会理事、日本デイケア学会副理事長、日本社会精神医学会理事、宮城県精神医療審査会会長、仙台市精神保健福祉審議会会長などを歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)