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漱石文体見本帳

出版社名 勉誠社
出版年月 2020年1月
ISBNコード 978-4-585-29189-3
4-585-29189-X
税込価格 3,080円
頁数・縦 270,4P 19cm

商品内容

要旨

人間の内面心理を巧みに描いた作家、夏目漱石。しかし、漱石と同じ時代を生きた読者たちは、多彩な表現をあやつる「文章家」として彼を愛していた。日本語の混乱期を漱石はどう泳いだのか?漱石の小説文体を10に分類。具体的な文例を味わいながら、その効果と背景をわかりやすく紹介。明治の日本語はこんなに豊かだった!『こころ』、『吾輩は猫である』、『虞美人草』、『それから』、『門』、『文学論』、『文学評論』、『道草』ほか多数掲載。

目次

序章 漱石文体論概説
ねじふせる
誇張する
こだわる
ただよう
ボケる
歩く
とどめをさす
訳す
さらす
ほどく
終章

著者紹介

北川 扶生子 (キタガワ フキコ)  
神戸大学大学院文化学研究科博士課程修了(文学博士)。神戸大学助手、ロンドン大学客員研究員、鳥取大学准教授を経て、天理大学文学部教授。専門は日本近代文学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)