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同一労働同一賃金を活かす人事管理

出版社名 日経BP日本経済新聞出版本部
出版年月 2021年4月
ISBNコード 978-4-532-32396-7
4-532-32396-7
税込価格 2,750円
頁数・縦 262P 20cm

商品内容

要旨

同一労働同一賃金の法的要請は人事管理に大きな影響を及ぼすが、人事管理のあり方を決めるものではないし決めるべきものでもない!本書は、人事管理の観点からみると同一労働同一賃金の法的要請とは何なのか、法的要請を超えて人事管理にとって同一労働同一賃金とは何なのか、同一労働同一賃金を活かす人事管理とは何なのかをずばり解説。人事管理担当者、労働組合、社会保険労務士、人事コンサルタント、弁護士必読の書。

目次

序章 なぜ同一労働同一賃金が問題になるのか
第1章 非正規労働者の雇用と賃金
第2章 同一労働同一賃金の法規制の捉え方
第3章 派遣労働者の同一労働同一賃金
第4章 同一労働同一賃金のための賃金の基礎理論
第5章 制約社員と人事管理
第6章 総合職の制約社員化と人事管理
第7章 同一労働同一賃金に応える賃金

出版社・メーカーコメント

2021年は同一労働同一賃金の本格導入の年となります。しかし、法の求めに対応する受け身の改革では成功しません。それが現場の混乱の原因です。本書は、同一労働同一賃金が賃金のあり方に影響を及ぼす重要な賃金決定の原則であるということを踏まえたうえで、法の要請に目配りしつつも人事管理の観点から同一労働同一賃金を体系的に検討。同一労働同一賃金のもとで必要な人事管理を以下の3点から解説します。1.法律が求める同一労働同一賃金とは何かを整理。法律の内容に複雑で分かりにくい点が多いので、そのポイントを正しく解説2.同一労働同一賃金は、賃金を合理的に決めるうえでどのような意味があるのかを、人事管理の観点から検討3.以上を踏まえて、企業のとるべき非正社員の人事管理とくに賃金管理の方向を明らかにする 筆者は、『マネジメント・テキスト 人事管理入門』『日経文庫 人事管理入門』と体系テキストを執筆する一方で、『勝ち抜く賃金改革』『正社員消滅時代の人事改革』などで節目節目に実務家に寄り添う解説を行ってきました。企業の制度設計に協力してきた経験を踏まえ、同一労働同一賃金の導入によって混乱をきたす人事担当者、社労士、弁護士に解を示します。

著者紹介

今野 浩一郎 (イマノ コウイチロウ)  
1946年東京生まれ。73年東京工業大学大学院理工学研究科(経営工学専攻)修士課程修了。神奈川大学工学部助手、東京学芸大学教育学部助教授、学習院大学経済学部教授を経て、2017年より学習院大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)