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感染の令和 またはあらかじめ失われた日本へ

出版社名 ベストセラーズ
出版年月 2021年12月
ISBNコード 978-4-584-13980-6
4-584-13980-6
税込価格 2,750円
頁数・縦 530P 19cm

商品内容

要旨

衰退・没落の色を日増しに強める令和日本。「かつては繁栄を謳歌したのに、なぜこうなったのか?」と疑問に思う人も多いはず。だが戦後日本は、もともと失敗を運命づけられていた。往年の成功は、それがたまたま抑え込まれていた結果にすぎなかったのだ!七十年以上前から、われわれは「滅び」に感染していたのである。コロナ禍のもと、この病は「現実の否認と解体」という形を取るにいたった…時代の全貌をつかみ、現実を再建せよ。本書は復活への道を示す「知の黙示録」だ。

目次

プロローグ 令和はすべてが許される
第1部 平成までを総括する(平成とボヘミアン・ラプソディ
手違いで繁栄した戦後日本 ほか)
第2部 黄昏の現地妻国家(ナショナリズムと突然変異
日米貿易交渉の真実 ほか)
第3部 崩れゆく経済と社会(戦後史最後の政治的選択
消費増税と「日本の自殺」 ほか)
第4部 世界観をめぐる逆説(ポピュリズム・オブ・ザ・デッド
二〇一〇年代末、世界はみな疲れている ほか)
第5部 パンデミックと国の行く末(予言された疫病の記録
パンデミックは愛の行為 ほか)

出版社・メーカーコメント

「土壇場ですべてが許される!」「政治・外交・経済・社会・思想・コロナ…etc. 時代の全貌、ここにあり。」作劇術の観点から時代や社会を分析する独自の評論活動のなか、現代日本の問題の本質を、政治、経済、歴史、思想、文化などの多角的な切り口を融合し批評。本書は、戦後日本、さらには近代日本の本質をめぐる体系的探求へと成熟した評論家・佐藤健志の最新集大成となる衝撃の日本論。堀茂樹氏推薦!!<目次・章見出し>序論 令和は全てが許される第1章 平成までを総括する第2章 黄昏の現地妻国家第3章 崩れゆく経済と社会第4章 世界観をめぐる逆説第5章 感染症と国の行く末<オビ内容> 「土壇場ですべてが許される!」「政治・外交・経済・社会・思想・コロナ…etc. 時代の全貌、ここにあり。」哲学者・堀茂樹氏激賞・推薦!「この天才の洞察、現代批評に驚愕せよ!」<担当編集者コメント>「いま世界はみな疲れている」と喝破しているように、政治・経済・国際情勢から社会・文化・風俗まで、現在の日本をめぐるの問題の本質を鋭く、縦横無尽に批評した異端の評論家・佐藤健志氏の最新集大成となる評論集になります。ゲラを高覧されたエマニュエル・トッドやアゴタ・クリストフの『悪童日記』の名翻訳家であり、哲学者、評論家としても名高い堀茂樹氏が激賞。熱い推薦文を寄せていただいてます。東洋経済オンライン、ダイヤモンドオンラインほか人気サイトでの記事掲載が決まってます。

著者紹介

佐藤 健志 (サトウ ケンジ)  
1966年、東京生まれ。評論家・作家。東京大学教養学部卒業。1989年、戯曲『ブロークン・ジャパニーズ』で、文化庁舞台芸術創作奨励特別賞を受賞。1990年、最初の単行本となる小説『チングー・韓国の友人』(新潮社)を刊行した。2019年以来、経営科学出版よりオンライン講座を配信(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)