• 本

ChatGPTの法律 ざっくりわかる!

出版社名 中央経済社
出版年月 2023年7月
ISBNコード 978-4-502-47021-9
4-502-47021-X
税込価格 1,980円
頁数・縦 150P 21cm

書籍ダイジェスト配信サービス SERENDIP 厳選書籍

要旨

2022年11月に米国のOpenAIが公開したChatGPTは、基本的な使い方を学ぶ段階を経て、ビジネスにいかに活用するかを各企業が模索するフェーズに入っている。われわれが普段使っている自然言語をテキスト入力するだけで、誰でも手軽に使い始められるChatGPTだが、既存の法律上問題となる点も多々あるようだ。本書では、ChatGPTの現行の法的枠組みの使用のポイントを、同サービスの基本とともに、IT・AIや知的財産に関する業務に携わる12人の弁護士が詳しく解説。AI倫理、個人情報保護法、著作権法などの論点を深掘りし、どのようなケースで法的な問題が生じ得るか、留意点を明らかにしている。たとえば顧客情報の整理をChatGPTに指示する場合などに、個人情報保護法が関わってくるという。著者はいずれも弁護士で、田中浩之氏、河瀬季氏、古川直裕氏、大井哲也氏、辛川力太氏、佐藤健太郎氏、柴崎拓氏、橋詰卓司氏、仮屋崎崇氏、唐津真美氏、清水音輝氏、松尾剛行氏の12人。ダイジェストでは、阿部・井窪・片山法律事務所の辛川力太、佐藤健太郎両弁護士が執筆を担当した項を取り上げた。
※要旨の情報〔社会情勢、著者経歴など〕は、作成日当時のものです。
以降内容が変わっている場合があります。[要旨作成日:2023年8月18日]

商品内容

要旨

「キャッチコピーを考えてほしい」「プレスリリースを作成してもらいたい」「卒論を書かせたい」…?ChatGPTをうまく使いこなすために知っておきたい法律事情をお伝えします!

目次

第1章 ChatGPTとは
第2章 ChatGPTでできること“活用例”
第3章 ChatGPTとAI倫理
第4章 ChatGPTと個人情報保護法上の課題
第5章 ChatGPTを個人・ビジネスで利用する際の留意点
第6章 ChatGPTの未来

著者紹介

田中 浩之 (タナカ ヒロユキ)  
森・濱田松本法律事務所パートナー弁護士、ニューヨーク州弁護士。慶應義塾大学大学院法学研究科特任教授(非常勤)兼グローバルリサーチインスティテュートサイバーフィジカル・サステナビリティ・センター構成員。2007年弁護士登録(第二東京弁護士会)、2014年ニューヨーク州弁護士登録。個人情報、知的財産権、ITに関する業務を手がける。近時は、生成系AIを含むAI関係の実務・研究にも力を入れている
河瀬 季 (カワセ トキ)  
モノリス法律事務所代表弁護士。東京大学大学院法学政治学研究科法曹養成専攻修了。元ITエンジニア。IT企業経営の経験を経て、東証プライム上場企業からシードステージのベンチャーまで、100社以上の顧問弁護士等、イースター株式会社の代表取締役、oVice株式会社の監査役、株式会社TOKIUMの最高法務責任者などを務める。JAPAN MENSA会員
古川 直裕 (フルカワ ナオヒロ)  
弁護士。株式会社ABEJA所属。AIの素晴らしい能力に興味を持ったことから数学、統計、機会学習理論、Pythonなどを学び、3年程度弁護士業務よりも主にAI開発業務に従事。そのような経験から、現在ではAIに関する法務および倫理を取り扱う。AI法研究会Founder兼代表。日本ディープラーニング協会の各種研究会の研究員およびG部会委員。また、2023年からはG7を中心に設立されたGlobalship Partner on AIの専門家委員
大井 哲也 (オオイ テツヤ)  
TMI総合法律事務所パートナー弁護士、TMIプライバシー&セキュリティコンサルティング株式会社代表取締役。2001年弁護士登録。IPO、企業間紛争。クラウド、インターネット・インフラ/コンテンツ、SNS、アプリ・システム開発、アドテクノロジー、ビッグデータアナリティクス、IoT、AI、サイバーセキュリティの各産業分野における実務を専門とし、ISMS認証機関公平性委員会委員長、社団法人クラウド利用促進機構(CUPA)法律アドバイザー、経済産業省の情報セキュリティに関するタスクフォース委員を歴任する
辛川 力太 (カラカワ リキタ)  
阿部・井窪・片山法律事務所パートナー弁護士、ニューヨーク州弁護士。2008年東京大学法学部、2010年東京大学法科大学院、2018年シカゴ大学ロースクール(LLM)卒業。知的財産、事業再生、競争法等幅広い分野に携わっており、国内外のスタートアップから大企業まで様々なクライアントからの相談に対応している
佐藤 健太郎 (サトウ ケンタロウ)  
阿部・井窪・片山法律事務所弁護士
柴崎 拓 (シバサキ タク)  
阿部・井窪・片山法律事務所弁護士
橋詰 卓司 (ハシズメ タクジ)  
弁護士ドットコム株式会社、政策企画室
仮屋崎 崇 (カリヤザキ タカシ)  
弁護士ドットコム株式会社、技術戦略室Professional Tech Lab弁護士
唐津 真美 (カラツ マミ)  
高樹町法律事務所弁護士、ニューヨーク州弁護士
清水 音輝 (シミズ オトキ)  
弁護士(第一東京弁護士会所属)
松尾 剛行 (マツオ タカユキ)  
桃尾・松尾・難波法律事務所パートナー弁護士、ニューヨーク州弁護士、法学博士、慶應義塾大学准教授、AI・契約レビューテクノロジイー協会代表理事、リーガルテック企業プロダクト・アドバイザー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)