• 本

直接原価計算論 学説の変遷とわが国での展開

出版社名 中央経済社
出版年月 2024年8月
ISBNコード 978-4-502-50251-4
4-502-50251-0
税込価格 5,170円
頁数・縦 223P 22cm

商品内容

要旨

第1部は、経営管理ツールとしての直接原価計算の概要を述べている。経営管理ツールとしての直接原価計算の特性、直接原価計算における利益計算の原理、固定費の管理における直接原価計算の機能、そして環境変化に対して直接原価計算がどのように変容していくのか・どのように展開していくのかについて考察する。第2部は、直接原価計算の生成と普及に貢献した泰斗たちについて述べている。Harris、Marple、Wright、Horngrenがどのような視点・立場から直接原価計算を捉えその生成と発展にどのように貢献していったのかをみることで、通史とは別の視点で直接原価計算の生成・発展過程を多角的に明らかにする。第3部は、わが国における直接原価計算の展開について述べている。これまで直接原価計算に関わるわが国の動向をまとめて論じたものは案外なく、ここではその発展の姿、とりわけわが国固有の展開を描き出す。

目次

第1部 経営管理ツールとしての直接原価計算の概要と展開(直接原価計算とは何か
固定費管理と直接原価計算
直接原価計算の変容)
第2部 直接原価計算の泰斗たち(先駆者Harrisの貢献
Marpleによる啓蒙
Wrightによる実践的普及
Horngrenによる理論的探究)
第3部 わが国における直接原価計算の展開(わが国における直接原価計算の受容と展開
わが国における外部報告論争
直接原価計算と原価計算基準)

著者紹介

高橋 賢 (タカハシ マサル)  
横浜国立大学大学院国際社会科学研究院教授。博士(商学、一橋大学)。1968年生まれ(長崎県諌早市出身)。1991年一橋大学商学部卒業、1996年一橋大学大学院商学研究科博士後期課程単位修得退学。同年千葉大学法経学部講師、1998年同助教授、2000年横浜国立大学経営学部助教授、2004年ポワチエ大学外国人招聘助教授、2011年横浜国立大学大学院国際社会科学研究科教授を経て2013年より現職。2005年日本簿記学会学会賞受賞(泉宏之氏、原俊雄氏と共同受賞)。会計検査院特別研究官(2013−2015年)を歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)