デザインのGENTEN 原点から現点、そしてフチュールへ
帝京新書 009
出版社名 | 帝京大学出版会 |
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出版年月 | 2025年3月 |
ISBNコード |
978-4-434-35532-5
(4-434-35532-5) |
税込価格 | 1,000円 |
頁数・縦 | 173P 18cm |
商品内容
要旨 |
「対極」と「未来芸術」と「引き算」を究める。それがデザイン。―コシノジュンコ初の「教養新書」書き下ろし―私はデザイナー!肩書に「ファッション」は要らない!! |
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目次 |
第一章 GENTENは原点、あるいはピュア |
出版社・メーカーコメント
世界的なデザイナーで知られるコシノジュンコ氏による「教養新書」初の書き下ろしとなる本書は、ファッションから工業意匠、イベントプロデュースまでを手掛ける自身の「デザインの思想」を掘り下げる。天と地、人工と自然、光と影、四角と丸のように、それぞれが独立して混じり合わない「対極」を生かす「対極の思考」。分断されがちな文化と経済について、共存共栄を目指しながら日本のアイデンティー回復を図る「アール・フチュール(未来芸術)」の活動。余分な情報をそぎ落としてモノ・コトの核心に迫る「引き算の思考」。これらによって彼女のデザイン世界がどう豊穣になったのかを自己検証し、デザインの未来を予想する。デザイナー仲間の三宅一生氏、高田賢三氏、パリコレクションと社会主義諸国で開いたショーの舞台裏、コロナ禍における活動などの豊富なエピソードを交え、「デザインは、喜びと元気と未来を人びとに与える」「デザインは、新しい生活を人びとに提案する」と言い切るコシノ氏。芸術以下でも芸術以上でもないデザインについて「カタチ、モノ、コトは、デザインを通じてのみ、商品・サービスから『作品』」に飛翔する」との言葉を受けとめるとき、彼女がなぜ「ファッションデザイナー」ではなく「デザイナー」を名乗ってきたかが分かるはずである。【帝京大学 創立60周年(2026年6月)】特別企画。