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戦下の読書 統制と抵抗のはざまで

講談社選書メチエ 827

出版社名 講談社
出版年月 2025年7月
ISBNコード 978-4-06-540336-5
4-06-540336-7
税込価格 2,090円
頁数・縦 253P 19cm

商品内容

要旨

戦時下、人々は何を読み、何を考え、何になつていったのか。子供・勤労青年・女性・エリート学生…都市・農村…ベストセラーや発行部数からは明らかにならない、各階層・各地域の読書と生のリアルを、戦前・戦中になされた「読書調査」から掘り起こす。統制され、抗い、適応し、殉じていく、多様で複雑な戦下の読書の実践に目を凝らす、未踏の研究の精華。

目次

はじめに 思想統制という幻像
序章 読書は国家のために?―読書調査と思想統制
第一章 子供は見てはいけない―「悪書」の誕生
第二章 勤労青年は何を求めたか―娯楽と修養のはざまで
第三章 銃後女性の読書とその動員―忘れられた小説と忘れてはならない小説
第四章 ファシズムとエリート学生との回路―愛と認識との行方
終章 読書を掘り起こす―「見えない」読者を追って
おわりに 読書傾向調査の系譜

出版社・メーカーコメント

戦時下、人々は何を読み、何を考え、何になったのか−−。ベストセラーでも発行部数でもない、「読書調査」から掘り起こす、子供・勤労青年・女性・エリート学生たちの読書と生のリアル。統制と抵抗のはざまには、多様で複雑な読書と生の実践があった![目次]はじめに 思想統制という幻像序 章 読書は国家のために?−−読書調査と思想統制第一章 子供は見てはいけない−−「悪書」の誕生第二章 勤労青年は何を求めたか−−娯楽と修養のはざまで第三章 銃後女性の読書とその動員−−忘れられた小説と忘れてはならない小説第四章 ファシズムとエリート学生との回路−−愛と認識との行方終 章 読書を掘り起こす−−「見えない」読者を追っておわりに 読書傾向調査の系譜注あとがき

著者紹介

和田 敦彦 (ワダ アツヒコ)  
1965年、高知県生まれ。早稲田大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学。博士(文学)。現在、早稲田大学教育・総合科学学術院教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)