• 本

インバウンドツーリズム 持続可能な発展のメカニズム

出版社名 中央経済社
出版年月 2025年9月
ISBNコード 978-4-502-55561-9
4-502-55561-4
税込価格 4,620円
頁数・縦 333P 22cm

商品内容

要旨

第1部インバウンド需要と日本経済、インバンドツーリズムの需要側面に注目し、インバウンド需要の基本的概念を包括的に整理する。第2部コロナ禍を教訓にした新たなインバウンド戦略、インバウンドツーリズムの供給側面に光を当て、爆買い期(2012年から2016年)以降に浮き彫りにされてきたいくつかの課題を取り上げる。第3部持続可能なインバウンドツーリズムを目指して、地域経済におけるインバウンド需要のあり方に光を当て、真に持続可能なインバウンドツーリズムとはどのようなものかという点を考察している。

目次

第1部 インバウンド需要と日本経済―需要サイドからの整理(インバウンド需要とは何か―包括的展望
インバウンド需要の決定と変動―個票データによる観察と検証
インバウンド需要とリスク―発生・影響・対応)
第2部 コロナ禍を教訓にした新たなインバウンド戦略―供給サイドからの考察(インバウンドツーリズムと観光戦略
インバウンド需要に対する供給サイドの現状と課題―国内外の宿泊事業者の対応を考慮して
オーバーツーリズムの発生と対応―京都市の事例を踏まえて
外国人目線のインバウンド戦略―ブランド力と周遊化に関するアンケート分析からの示唆)
第3部 持続可能なインバウンドツーリズムを目指して―地域経済との関係で(DMOの活動事例―田辺市熊野ツーリズムビューロー
田辺市熊野ツーリズムビューローの活動―個票データによる分析)
〈座談会〉持続可能なインバウンドのあり方と日本経済における役割について

著者紹介

稲田 義久 (イナダ ヨシヒサ)  
1981年神戸大学経済学部大学院経済学研究科博士後期課程単位取得、神戸大学博士(経済学)、神戸学院大学経済学部助教授、米国ペンシルベニア大学客員研究員、国際東アジア研究センター客員研究員等を経て、甲南大学名誉教授、アジア太平洋研究所研究統括兼数量経済分析センター長
多田 稔子 (タダ ノリコ)  
和歌山大学教育学部卒業後、小学校教諭を勤める。現在、一般社団法人田辺市熊野ツーリズムビューロー代表理事。本業は、株式会社双美商会取締役副社長。主な公職は、田辺観光協会会長(2005年〜2009年)、和歌山大学観光学部・大学院観光学研究科アドバイザリーボード(2017年〜2021年)、大阪観光大学アドバイザリー委員、和歌山県教育委員、南紀みらい株式会社(まちづくり会社)代表取締役社長など
野村 亮輔 (ノムラ リョウスケ)  
2012年甲南大学経済学部卒業、2014年同大学院社会科学研究科経済学専攻修了。近畿運輸局観光部政策調査員等を経て、アジア太平洋研究所副主任研究員
松林 洋一 (マツバヤシ ヨウイチ)  
1991年神戸大学大学院経済学研究科博士後期課程中退、現在、神戸大学大学院経済学研究科教授、博士(経済学)。ハーバード大学経済学部客員研究員、ブリューゲル研究所客員研究員、日本銀行金融研究所Visitor、財務省財務総合政策研究所上席客員研究員、アジア太平洋研究所上席研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)