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ヘーゲル読解入門 『精神現象学』を読む 上

白水Uブックス 1145 思想の地平線

出版社名 白水社
出版年月 2025年11月
ISBNコード 978-4-560-72145-2
4-560-72145-9
税込価格 1,760円
頁数・縦 323P 18cm
シリーズ名 ヘーゲル読解入門

商品内容

要旨

ヘーゲル読解を通じて、「人間とは何か」を問い、ナポレオン戦争へと至る歴史の意味を探る。バタイユ、ラカン、カイヨワらが参加し、現代フランス思想へと連なる哲学史の分岐点ともなった記念碑的講義の記録。

目次

第一章 序に代えて
第二章 『精神現象学』の最初の六章の要約―一九三七‐一九三八年度、最初の三回の講義の全記録
第三章 『精神現象学』第七章の一般的導入部の解釈―一九三七‐一九三八年度、第四回及び第五回講義の全記録
第四章 一九三七‐一九三八年度講義要約―高等研究院・宗教学者の一九三八‐一九三九年度年報からの抜粋録
第五章 哲学と知恵―一九三八‐一九三九年度、最初の二回の講義の全記録
第六章 永遠・時間・概念についての覚書―一九三八‐一九三九年度、第六回講義より第八回講義までの全記録
第七章 『精神現象学』第八章第三部(結論)の解釈―一九三八‐一九三九年度、第一二回講義の全記録

出版社・メーカーコメント

サルトル、バタイユ、ラカン、メルロ=ポンティらが参加し、現代フランス思想に多大な影響を与えた記念碑的講義録がついに復刊。

著者紹介

コジェーヴ,アレクサンドル (コジェーヴ,アレクサンドル)   Koj`eve,Alexandre
1902‐1968。モスクワに生まれる。ロシア革命の動乱に巻き込まれ、ドイツへ亡命。ハイデルベルクで学位を取得後、パリの高等研究院に移る。1933年から6年に及んで開かれたヘーゲル講義は後のフランス思想に大きな影響を与えた。第二次大戦後は対外経済関係局特務官に任命され、フランス政府のもとで活動
上妻 精 (コウヅマ タダシ)  
1930‐1997。東京大学倫理学科卒業。東北大学名誉教授
今野 雅方 (コンノ マサカタ)  
1946‐。東北大学建築学科卒業、早稲田大学大学院文学科仏文学修士課程修了。ミュンヘン大学東アジア研究所専任講師、教育系NPO団体理事などを経て、現在は日本論文教育センターGlobe代表を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)