加耶/任那 古代朝鮮に倭の拠点はあったか
中公新書 2828
出版社名 | 中央公論新社 |
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出版年月 | 2024年10月 |
ISBNコード |
978-4-12-102828-0
(4-12-102828-7) |
税込価格 | 990円 |
頁数・縦 | 238P 18cm |
商品内容
要旨 |
加耶/任那は3〜6世紀に存在した朝鮮半島南部の小国群を指す。『日本書紀』は任那と記し、「任那日本府」の記述などから長く倭の拠点と認識されてきた。だが戦後、強く疑義が呈される。歴史教科書の記述は修正が続き、呼称も韓国における加耶へと変わる。他方で近年、半島南部で倭独自の前方後円墳の発掘が相次ぎ、倭人勢力説が台頭する。本書は、古代東アジア史の大きな争点である同地域の実態を実証研究から明らかにする。 |
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目次 |
序章 加耶/任那研究の歩み |
出版社・メーカーコメント
加耶(かや)/任那(みまな)は3〜6世紀まで存在した朝鮮半島南部の小国群名である。『日本書紀』は任那と記し、「任那日本府」の記述などから長く倭の拠点と認識されてきた。だが戦後、倭の関与について強く疑義が呈される。歴史教科書の記述は修正が続き、呼称も韓国における加羅、さらには加耶へと変わった。 他方で近年、朝鮮半島南部で倭独自の前方後円墳の出土が相次ぎ、倭人勢力説が台頭している。 本書は、日韓歴史共同研究をはじめ東アジア古代史の大きな争点である同地の実態を実証研究から明らかにする。