• 本

レスト・イン・ピース 6番目の殺人鬼

角川ホラー文庫 Hゆ3−3

出版社名 KADOKAWA
出版年月 2018年2月
ISBNコード 978-4-04-106587-7
4-04-106587-9
税込価格 748円
頁数・縦 357P 15cm

書店レビュー 総合おすすめ度: 全1件

  • 恐怖と謎をギッチギチに詰め込んだビックリ箱!開けてミル?

    「ホラーミステリ」と帯に書いてあったので勢いで買ってみました。
    中学校の特進クラス17名の内、たった数ヶ月でその半数が死にました。原因が分からず生き残っているメンバーが集まって対策を講じようとしたところでも、また一人が死んでしまいます。
    わけのわからない焦りと不安と恐怖が行間からページからあふれ出していて、私もその気持ちが感染したかのように追い立てられ、一気に読んでしまいました。
    最初から最後まで戸惑うようなストーリー展開なのですが、かなり最初の方でこのお話はものすごく練り込まれた話なのではと感じたので注意深く読み進めました。それでもラストは驚きました。

    ホラー色の強いお話ですが、本格ミステリとして謎解きを楽しめる部分も多く、推理する醍醐味がたくさんありました。とても面白かったです。
    2018年に出た本の中で個人的に印象深く残るお話なのではと思いました。

    (2018年6月12日)

商品内容

要旨

大学生の越智友哉は、中学の同窓会に参加することに。しかし集まったメンバー達は、一様に何かに怯えていた。そんな中、1人が突如変死する。実は既に元級友が6人も、謎の死を遂げているという。更に続く旧友の死に、友哉は元彼女のリカらと共に調査を開始。近現代の連続殺人犯たちをモチーフにした、テーマパークのホラーハウス、“殺人館”の呪いではと推測するが…。このどんでん返し、予測不可能!究極のホラーミステリ、登場!!

おすすめコメント

これは「殺人館」の呪いなのか? 予想を覆す衝撃のラストに瞠目せよ! 神戸の大学に通う友哉は、東京で中学の同窓会に出ることに。お通夜のような雰囲気に違和感を覚えるも、次の瞬間、級友の一人が目の前で怪死を遂げる。調査を始めた友哉たちだが、仲間たちの死が続き……。

著者紹介

雪富 千晶紀 (ユキトミ チアキ)  
愛知県出身。日本大学生物資源科学部卒業。2014年、『死呪の島』(受賞時タイトルは「死咒の島)」で第21回ホラー小説大賞“大賞”を受賞。同作は『死と呪いの島で、僕らは』と改題し文庫化(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)