荒城に白百合ありて
出版社名 | KADOKAWA |
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出版年月 | 2019年11月 |
ISBNコード |
978-4-04-108433-5
(4-04-108433-4) |
税込価格 | 1,870円 |
頁数・縦 | 361P 20cm |
商品内容
要旨 |
薩摩藩士の岡元伊織は昌平坂学問所で学ぶ俊才であったが、攘夷に沸く学友のように新たな世への期待を抱ききれずにいた。そんな中、伊織は安政の大地震の際に、燃え盛る江戸の町をひとりさまよい歩く、美しい少女を見つけた。あやかしのような彼女は訊いた。「このくには、終わるの?」と。伊織は悟った。「彼女は自分と同じこの世に馴染めぬいきものである」と。それが、伊織の運命を揺るがす青垣鏡子という女との出会いであった。魂から惹かれあう二人だが、幕末という「世界の終わり」は着実に近づいていて―。激動の時代に出会いし二人の、悲劇の幕が、いま開く。 |
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おすすめコメント
災禍の下で出会った二人は、戦渦の中で再び巡り逢う。2019年の大本命!この世に執着を持てず「完璧」を装う会津の少女と、彼女の本質に唯一気づいた薩摩の青年。欠落を埋めあうように魂から惹かれあう二人だが、世界の終末はすぐそばまで迫っていた。幕末版「ロミオとジュリエット」!