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隠居すごろく

角川文庫 時−さ76−2

出版社名 KADOKAWA
出版年月 2022年2月
ISBNコード 978-4-04-111900-6
4-04-111900-6
税込価格 836円
頁数・縦 461P 15cm

商品内容

要旨

巣鴨で六代続く糸問屋の嶋屋。主人の徳兵衛は、三十三年間の仕事一筋の生活に終止符を打ち、還暦を機に隠居することにした。人生がすごろくならこれは上がりだ。だが、孫の千代太が住処にきて静かな生活は一変。犬や猫を拾っては連れてくる孫に「そのやさしさを人のために使ってみてはどうだ」と諭した徳兵衛は、千代太の仲間に囲まれ、賑やかな日々を送ることになる。第二の人生の上がりはいったいどこに?心揺さぶる時代小説

出版社・メーカーコメント

直木賞作家の真骨頂! ほっこり笑えてじーんと泣ける江戸人情物語巣鴨で六代続く糸問屋の主人を務めた徳兵衛。還暦を機に引退し、悠々自適な隠居生活を楽しもうとしていたが、孫の千代太が訪れたことで人生第二のすごろくが動き始めた……。心温まる人情時代小説!

著者紹介

西條 奈加 (サイジョウ ナカ)  
1964年、北海道生まれ。2005年『金春屋ゴメス』で第17回日本ファンタジーノベル大賞を受賞しデビュー。12年『涅槃の雪』で第18回中山義秀文学賞を、15年『まるまるの毯』で第36回吉川英治文学新人賞を、21年『心淋し川』で第164回直木三十五賞を受賞。人情味溢れる時代小説から現代小説まで、幅広い作品で読者の支持を得ている。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)