
オーストリア文学とハプスブルク神話
出版社名 | 書肆風の薔薇 |
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出版年月 | 1990年9月 |
ISBNコード |
978-4-89176-237-7
(4-89176-237-3) |
税込価格 | 6,600円 |
頁数・縦 | 504P 22cm |
商品内容
要旨 |
爛熟の極に達したウィーン世紀末文化。耽美的なデカダンス。そこに潜む国家と個人の崩壊感覚。再生への焦燥感。時代の不安をワルツの狂おしいまでの刹那的陶酔に紛らわせながら、安定と延命を願う「神話」が生まれる。没落し消滅しゆく帝国。失われた世界を惜しむ者に抗いがたくつきまとう誘惑。―現実の世界に背を向け、夢・幻想・諦観の交錯する詩的空間で人生の奥義を探究するオーストリア文学の系譜を、中世以来のハプスブルク的伝統に溯り、「双頭の鷲」の帝国独特の歴史体験から見通したオーストリア文学の世界。 |
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目次 |
第1章 ハプスブルク神話の成立 |
出版社・メーカーコメント
爛熟の極に達したウィーン世紀末文化。耽美的なデカダンス。そこに潜む国家と個人の崩壊感覚。再生への焦燥感。時代の不安をワルツの狂おしいまでの刹那的 陶酔に紛らわせながら、安定と延命を願う「神話」が生まれる。没落し消滅しゆく帝国。失われた世界を惜しむ者に抗いがたくつきまとう誘惑。―現実の世界に 背を向け、夢・幻想・諦観の交錯する詩的空間で人生の奥義を探究するオーストリア文学の系譜を、中世以来のハプスブルク的伝統に溯り、「双頭の鷲」の帝国 独特の歴史体験から見通したオーストリア文学の世界。