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明治期ドイツ語学者の研究

出版社名 多賀出版
出版年月 2001年3月
ISBNコード 978-4-8115-6131-8
4-8115-6131-7
税込価格 5,280円
頁数・縦 23,485P 22cm

商品内容

目次

近藤鎮三略伝―初期ドイツ学者の歩んだ道
大熊春吉と壬申義塾
久松定弘と『独逸戯曲大意』
ドイツ語学者保志虎吉略伝
ドイツ語学者藤山治一の生涯と業績
東京外国語学校教授山口小太郎
第五高等学校教授賀来熊次郎
ドイツ留学時代の藤代禎輔
『袖珍独和新辞林』編者高木甚平
ドイツ語学者沢井要一略伝
上智大学初代独語教授水野繁太郎
ベルリン東洋語学校講師辻高衡
小伝集

出版社・メーカーコメント

日本におけるドイツ語教育に関する研究では従来書誌的研究ないし通史的研究が中心であり、優れた業績も見られた。 だが、明治期に限らず一般に我が国のドイツ語教育に貢献した人々のことは殆どは歴史の中に埋もれたままになっている。強いて例外を挙げれば関口存男であろう。関口は独創的ドイツ語学者として今日での評価が高く、折に触れ論じられる。しかし、関口とても突然出現したのではない。明治の先人達の存在があってのことだ。 筆者はそうしたドイツ語教育の先駆者が忘れられたままになっているのを非常に残念に思い、及ばずながら資料の収集に努めてきた。本書に収録した諸伝記はその一成果である。内容的にはそれぞれのドイツ語学者の生涯と業績を論述した基礎的研究である。そしてそれらは当該人物に関する殆ど最初の研究文献と言ってよいと思う。それらの点に本書の特色と価値があると思っている。(本書「あとがき」より)

著者紹介

上村 直己 (カミムラ ナオキ)  
昭和14年(1939)、鹿児島県生まれ。九州大学大学院文学研究科独文学専攻博士課程中退。富山大学助教授を経て、現在、熊本大学文学部教授。独逸学史・日独文化交流史専攻。日本独学史会理事、日本独文学会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)