１９０３年１２月１７日午前１０時３３分。今からちょうど１００年前、人気のない砂浜でライト兄弟の発明した飛行機が飛んだ。その時間は１２秒。人類史上初めての飛行は、こうしてひっそりと行なわれていたのだ。その後の歴史と文明に大きな変化をもたらした飛行機の発明は、名も知れない田舎の青年達が生み出していた。力をあわせて空への想いを実現し、今日のジェット機時代到来の基礎を築いた兄弟と、それを影になって支え続けた家族達の感動の開発ものがたり。

第１章　大空と人類の夢
第２章　生い立ち
第３章　空への憧れ
第４章　成功のかげに
日本の航空パイオニアたち
富塚清先生とライト兄弟

人類史上初めて大空への夢を実現させたライト兄弟の伝記。航空機誕生１００年記念版。誰もが知っているあの感動をもう一度。