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感情から他者へ 生の現象学による共同体論

出版社名 萌書房
出版年月 2004年3月
ISBNコード 978-4-86065-008-7
4-86065-008-5
税込価格 4,180円
頁数・縦 255,11P 22cm

商品内容

要旨

新たな共同体論の構築に向けて、自己‐他者を繋ぎかつ両者の共通の基盤となる「情感性」という視角から、サルトル、シェーラー、ベルクソン、アンリの他者把握の議論を分析。さらに、情感性に基づく共同体論の可能性と限界をルソーを通して検証。

目次

第1部 志向的他者把握から情感的他者把握へ―サルトル/シェーラー/ベルクソン(サルトルにおける「まなざし」と恥の構造
シェーラーにおける情感的他者把握
ベルクソンにおける生の共同体)
第2部 情感的他者把握の可能性―アンリにおける生の共同体(生の「内在性」と自己‐触発
情感的他者把握と生の共同体
共同体論の展開)
第3部 情感的共同体論の展開と限界―ルソーにおける共同体と自我(二つの共同体とその限界
共同体の崩壊と自我の亀裂
他者の要請)

著者紹介

吉永 和加 (ヨシナガ ワカ)  
1968年高知県に生まれる。1992年神戸大学文学部卒業。1997年大阪大学大学院文学研究科博士課程後期課程退学。現在、大阪大学大学院文学研究科助手(哲学哲学史)、博士(文学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)