哲学的国家理論を展開した「英国のヘーゲリアン」の実像。

序章　イギリス理想主義とボザンケ
第１章　思想家、教育家、実践家の相貌―ボザンケの生涯
第２章　人間の意志と「国家」―ボザンケの「一般意志」論
第３章　社会契約論・功利主義の超克―ボザンケのイギリス政治思想批判
第４章　卓越せる政治組織＝「国家」―ボザンケの国家論
第５章　人権批判と応報刑論―ボザンケの権利・刑罰論
第６章　社会の自生性と制度―ボザンケの制度論
第７章　個人の自発性と政策―ボザンケの社会政策論
第８章　「フェビアン」との対決―ボザンケと「フェビアン協会」
第９章　愛国心と国際協調主義の架橋―ボザンケの国際関係論
終章　ボザンケの政治理論―結び