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分水嶺

民主文学館

出版社名 日本民主主義文学会
出版年月 2006年10月
ISBNコード 978-4-87662-444-7
4-87662-444-5
税込価格 1,781円
頁数・縦 316P 20cm

出版社・メーカーコメント

少数のたしかな作家たちのものを除けば、最近の一般文芸誌にあらわれては消える小説の多くには、倦怠と無気力、性と人間存在との嗤いたくなる軽さ、そこから滲み出ているとめどない不安など、いくつかきまりきった主題の、それも奇を衒ったさなざなな変奏があるにすぎない。それは、今日の時代における不毛な足踏み以上のものではないだろう。その状況にあって、能島龍三ら民主主義文学の作品には、人間の歴史を信じて生きていく意志が濃厚である。そこに文学の未来もあることは明らかだろう。 解説・小林昭