• 本

音の棲むところ 3

出版社名 ラティーナ
出版年月 2007年8月
ISBNコード 978-4-947719-06-5
4-947719-06-0
税込価格 2,096円
頁数・縦 188P 22cm
シリーズ名 音の棲むところ

書店レビュー 総合おすすめ度: 全1件

  • 日本の宝・宮沢和史☆

    宮沢和史。その名前を聞いてどんな人物であるかみながみな答えられはしないだろう。しかし、「島唄」と聞いたら、皆メロディーが浮かんでくるのではないだろうか?この本の著者こそ国境を越える唄を紡ぐ事に成功した稀有なアーティスト、「島唄」の作者・宮沢和史である。宮沢は沖縄出身ではない。よく勘違いされる。彼は山梨県甲府市出身だ。ならば、なぜ「島唄」は誕生したのか?なぜワールドカップで歌われたのか?どうしてそんなに人びとの心に染み込んでくるのか?その答がこの本の中にある。宮沢は今も、ソロとして、THE BOOMとして精力的に活動を続けている。音源も聞いていただきたい。聞いていると、心の国境が静かに消えていくようだ。島国に住む私たちはもっと世界を広く捉えるべきだと教えてくれているような気がする。

    (2007年9月21日)

商品内容

要旨

南米、東欧へ、そしてまた中南米へ。歌を届けるために奔走しつづける宮沢和史、終わることのない音楽の旅路―。月刊ラティーナ好評連載の単行本化!シリーズ第3弾。

目次

セルフポートレート
3年振りのバイーアに想う
黙示録ゲバラとエビータのためのタンゴ
沖縄音楽シーンの今
音楽の中に息づく遥かなる情景
大いなるスケールの宅録アルバム
さらなる興奮を音楽に求めて
ありがとう沖縄これからもよろしく
「ブエノスアイレスへ。」序章
ひとつになった「島唄」〔ほか〕

著者紹介

宮沢 和史 (ミヤザワ カズフミ)  
1966年甲府生まれ。1989年デビューし、これまでにTHE BOOMとしてアルバムを11枚、宮沢和史ソロでアルバムを4枚リリース。作家としても多くのミュージシャンに歌詞、曲を提供してきた。代表曲のひとつ「島唄」は、アルゼンチンでの大ヒット(2002年)後も各国のアーティストに次々にカバーされ、国境を越え世界に広がり続けている。ここ10年、海外でのレコーディングやリリース、ツアーを積極的に進め、ソロプロジェクトMIYAZAWA‐SICKで海外公演を行ってきた。2006年春より、ここ数年ヨーロッパと中南米をともにツアーしてきたメンバーで「GANGA ZUMBA」(ガンガ・ズンバ)として活動していくことを発表。「GANGA ZUMBA」は、8月2日にファーストミニアルバム『HABATAKE!』、11月29日にセカンドミニアルバム『DISCOTIQUE』をリリース。2007年4月には、ファーストアルバム『UM(ウム)』をリリースした(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)