いざっ！100ヶ所制覇！

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• （有）フジヤ書店 （北海道網走市）

“都市秘境”という言葉を生み出した『札幌秘境100選』に続く第２弾、今回は小樽・石狩編です。“秘境”というと山奥の絶景や鉄道の廃線跡など、普段なかなか行きにくい場所を想像しますが、著者は“都市秘境探検家”と紹介されているだけあって、ここでは都市から近く散歩がてら行くことのできる場所がほとんどです。水の階段のようなダム放水用の水路。土木遺産に認定されている橋。植物園内にある人力のメリーゴーラウンド。ちゃんと理由があってカラフルに色分けされた消火栓。「どうしてこんな所に？何のために？」などと考えさせられることが“都市秘境”の条件の一つだそうです。一件一件存在理由を考えながら楽しむ、これが“都市秘境”の正しいお作法なのです。

（2007年11月6日）