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4つの町 Geography of Colors

出版社名 清流出版
出版年月 2007年12月
ISBNコード 978-4-86029-232-4
4-86029-232-4
税込価格 3,960円
頁数・縦 1冊(ページ付なし) 25cm

おすすめコメント

日本には4つの色が息づいている。まず、強烈な太陽と風雨にさらされ、風化したように見えるくすんだ沖縄の色、それが褪色の町。そして伊勢湾・三河湾沿いに広がる町は、外壁も防腐・防虫のコールタールで、黒基調の町である。一転して、青森・津軽の金木町は原色。赤、青、緑、橙など、原色が氾濫する。そして水上、越後湯沢、小樽、積丹など積雪地帯、雪に埋もれる白一色の町である。そんな基調となる色を定着してみせたこの写真集。日本の風土を考えるのに、基調となる色も大事な要素なのかもしれない。

著者紹介

中里 和人 (ナカザト カツヒト)  
1956年三重県生まれ。1979年法政大学文学部地理学科卒業。2003年第15回写真の会賞受賞。2005年さがみはら写真新人奨励賞受賞。現在、東京造形大学准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)