• 本

はじまりとしてのフィールドワーク 自分がひらく、世界がかわる

出版社名 昭和堂
出版年月 2008年3月
ISBNコード 978-4-8122-0817-5
4-8122-0817-3
税込価格 2,750円
頁数・縦 317,11P 21cm

商品内容

要旨

文化人類学は、フィールドワークを通して、他者を理解し、さらに自文化=自分自身を見直す営みである。しかし、時には予想外の出来事にとまどい、立ちつくし、絶望することもある。本書は、若き文化人類学者たちが、失敗談も含めて、フィールドワークでの体験を明かす。困難があってもなおフィールドに立たずにはいられない、あくなき探究心がそこにある。

目次

文化人類学の新たなはじまりに向けて
第1部 人類学をはじめる―他者を知る(フィールドはいかに選択されるのか
少女の瞳と少年のおちんちん―異文化ショックから文化人類学へ
表象の彼方へ―出会いそこね続ける「ジプシー」のために)
第2部 人類学をはじめる―自分を含む集団を知る(「マンチャー人類学」への一歩―アフリカ、沖縄経由、ハワイ・オキナワへの旅
「難民」を通じて移動を考える―北タイ雲南系華人の事例から
文化人類学者はフィールドで病気になる)
第3部 フィールドワーク中に―おおいに悩む(邂逅と往還のフィールドワーク―エチオピア山地社会での経験から
「わたしのもの」は誰のもの?―エチオピア農村社会の「所有」をめぐるフィールドワーク
フィールドにおける『超常性』のとらえかた―ガーナ南部の小人祭祀を事例として)
第4部 フィールドワークの“終わり”に―他者と通いあう(私とフィールド、そして文化人類学
フィールドが被災地になる時
調査の終わりとハードボイルド・ライティングカルチャー)

出版社
商品紹介

予想外の出来事にとまどい、絶望した時にどうするべきか。若き人類学者たちが、失敗談を含め、フィールドワークでの体験を明かす。

著者紹介

李 仁子 (イ インジャ)  
東北大学大学院教育学研究科専任講師
金谷 美和 (カネタニ ミワ)  
日本学術振興会特別研究員(国立民族学博物館)
佐藤 知久 (サトウ トモヒサ)  
京都文教大学人間学部文化人類学科専任講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)