• 本

チンパンジーの社会

いのちの科学を語る 4

出版社名 東方出版
出版年月 2008年9月
ISBNコード 978-4-86249-128-2
4-86249-128-6
税込価格 1,650円
頁数・縦 206P 19cm

商品内容

要旨

ヒトの親戚を観察し共通祖先の姿を探る。40年以上の長期にわたり野生チンパンジーの生態を見つづけてきた著者ならではの、平明で深い分析と貴重な写真が満載。

目次

第1章 なぜ、野生のチンパンジーを研究するのか―「共通祖先の復元」をめざして
第2章 チンパンジーの集団について―集団内での関係、集団どうしの関係
第3章 集団のリーダーについて―強さよりも「ハッタリ」が大事
第4章 チンパンジーの一生―オスは出世競争、メスは年功序列
第5章 一日の生活と性行動―食事と睡眠が中心の生活、交尾時間はわずか七秒
第6章 チンパンジーの食生活―一日二回、集まらないけど同時に食事
第7章 チンパンジーの文化―地域によって行動が違う
第8章 「騙し」と「遊び」―詐欺も戦争も太古の昔から?
第9章 チンパンジーの森と地球を守るために―持続可能な社会と地球人口問題

著者紹介

西田 利貞 (ニシダ トシサダ)  
1941年千葉県市川市生まれ。1963年京都大学理学部動物学教室卒業、1969年京都大学大学院理学研究科部動物学専攻博士課程修了、理学博士(京都大学)。1969年12月東京大学理学部人類学教室助手、同講師、助教授を経て、1988年4月京都大学理学部動物学教室教授。2004年3月京都大学大学院理学研究科停年退官。2004年4月京都大学名誉教授、(財)日本モンキーセンター所長。国際霊長類学会会長(1996‐2000)、日本霊長類学会会長(2001‐2005)、国連環境計画(UNEP)大型類人猿特別大使(2001‐)、マハレ野生動物保護協会会長(1994‐)などを歴任。研究歴:1963‐74年、野生ニホンザルの生態学的研究。1965年以来、タンザニアで野生チンパンジーの行動学的・社会学的研究に従事。他に、ピグミー・チンパンジーの予備調査、アカコロブスの採食行動、バンツー系焼畑農耕民の予備調査など。受賞:ジェーン・グドール賞(1990)、大同生命地域研究奨励賞(1995)、国際霊長類学会生涯功労賞(2008)。また2008年秋には人類起源研究の分野で最高の賞とされるリーキー賞を受賞する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)