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産業クラスターと地域経営戦略

ICSEAD研究叢書 8

出版社名 多賀出版
出版年月 2009年3月
ISBNコード 978-4-8115-7471-4
4-8115-7471-0
税込価格 4,180円
頁数・縦 280P 22cm

商品内容

目次

第1部 東アジアにおける産業立地の新しい展開―経済統合、産業集積と産業クラスター(産業集積から産業クラスターへ―空間経済学の視点から
東アジア地域における産業立地と地理的集中
東アジア地域における地理的集中と産業特性―地域内の貿易構造の実証分析から
中国における産業立地の空間分布と日系企業
韓国の都市発展と産業インフラの役割―ソウルと釜山の事例から
イノベーション型の産業集積における規模の経済と集積の経済―韓国・中国のICT企業のサーベイデータから)
第2部 産業クラスターの形成に向けた地域経営戦略(「地域の優位性(jurisdictional advantage)」の確立に向けた地域経営戦略
北九州地域における産学連携とイノベーション・ネットワークの形成―産業技術と地域経営戦略の展望
北九州市における情報サービス業のネットワーク化と公的部門の役割―インキュベーション施設入居企業の調査から
北九州地域の産業クラスターにおける地域経営の方向性)

出版社・メーカーコメント

本書は、東アジア地域における産業集積の急速な変化の動向を分析。世界的な知識経済化の潮流において、経営資源が不充分なため厳しい状況に置かれている日本の地方都市の対外戦略を考察し、地域経営戦略の方向性を提示している。東アジア地域における経済のグローバル化は、産業集積の集中と分散を引き起こした。大量生産型の産業集積は分散し、知識創造型の産業クラスターは特定地域に集中している。産業集積の間で最終財や中間財(サービス)の取り引きが活発になることで産業立地の再編がおこり、東アジア地域の経済統合、各国の産業集積の変容、産業クラスターの形成といった動きが顕著である。 本書では、これらの動向のメカニズムを多角的に分析し、日本の地方都市における産業クラスター形成に向けた地域経営戦略を考察。イノベーションとコラボレーションの実現によって産業クラスターを形成し、さらに、東アジア地域の各都市との連携を実践することによってグローバルな都市間競争を生き抜くことが出来る、ということを具体的に提示している。

著者紹介

藤田 昌久 (フジタ マサヒサ)  
甲南大学教授、経済産業研究所所長、京都大学経済研究所特任教授、京都大学名誉教授。Ph.D.(University of Pennsylvania、1972年)
山下 彰一 (ヤマシタ ショウイチ)  
国際東アジア研究センター所長、広島大学名誉教授。Ph.D.(University of Pennsylvania、1974年)
亀山 嘉大 (カメヤマ ヨシヒロ)  
国際東アジア研究センター上級研究員。博士(経済学)(京都大学、2007年)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)