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ニセアカシアの生態学 外来樹の歴史・利用・生態とその管理

出版社名 文一総合出版
出版年月 2009年4月
ISBNコード 978-4-8299-1073-3
4-8299-1073-9
税込価格 4,180円
頁数・縦 335P 21cm

商品内容

要旨

河川に沿って分布を拡大し、その旺盛な成長で在来種を被圧するニセアカシア。日本に導入された後、荒廃地緑化用に利用された歴史を持ち、現在でも養蜂の蜜源植物として重要な位置を占めるこの有用な外来生物を、これからどう扱うべきなのか?生態学的知見に基づき、現実的な管理・利用の途を探る。

目次

第1部 ニセアカシアの利用の歴史(ニセアカシアによる治山・砂防緑化
「アカシア」香る町―小坂鉱山煙害地における緑化
蜜源植物としてのニセアカシア
養蜂業におけるニセアカシア林の利用の実態
ニセアカシアの木材利用について―長野県から発信するこだわりのフローリング)
第2部 ニセアカシアの生態(可川敷におけるニセアカシアの分布拡大に果たす種子の役割
ニセアカシアの種子発芽特性
増水による撹乱と外来種ニセアカシアの発芽定着―荒川での研究事例
海岸マツ林に広がるニセアカシア―秋田県夕日の松原での研究例より
ニセアカシアの光合成能力
ニセアカシアの萌芽力
マイクロサテライトマーカーが明かすニセアカシアの繁殖特性
ニセアカシアの侵入が渓流生態系に与える影響―腐食連鎖の視点から
ニセアカシア人工林に出現した植物の多様性
ニセアカシアのアレロパシー)
第3部 ニセアカシアの管理(広域を対象としたニセアカシア林の分布把握と分布要因
多摩川におけるニセアカシア林の構造と防除対策
渓畔域におけるニセアカシアの除去
ニセアカシアの除去
今、ニセアカシア林をどのように扱うか?)

出版社
商品紹介

荒廃地緑化や養蜂の蜜源植物として重要なニセアカシア。在来種を被圧するこれをどう扱うべきか。生態学的知見の実地応用への途を探る。