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帝都最後の恋 占いのための手引き書

東欧の想像力 4

出版社名 松籟社
出版年月 2009年5月
ISBNコード 978-4-87984-269-5
4-87984-269-9
税込価格 2,090円
頁数・縦 200P 20cm

商品内容

要旨

ナポレオン戦争時代を舞台に、セルビア人3家族をめぐる奇想にみちた愛と運命の物語が、タロットカード(大アルカナ)の1枚1枚に対応した22の章につづられる。章の順番どおりに読めばひとつの物語があらわれる。タロットが示した順番に読めば、また別の運命、別の物語が…。読者参加型小説。

出版社・メーカーコメント

本書の冒頭には、次のようにあります。「本書は、章の順番どおりに読むこともできます。あるいはタロットカードを用いて、タロットが示す順に、それぞれのカードに対応する章を読んでいくこともできます。この方法によってあなたは、カード占い、あるいはカードによる運命の予言を行うことができます。」; ;章の順番どおりに読むと、; ;ナポレオン戦争を背景にした、三つのセルビア人家族の恋の物語、三たび死ぬと予言された男をめぐるゴシック小説……; ;のような物語が展開されています、とひとまず言えます。; ;と同時に、本書の二十

著者紹介

パヴィッチ,ミロラド (パヴィッチ,ミロラド)   Pavic,Milorad
1929‐。現代セルビアの作家・詩人・文学史家。1967年、詩集『パリンプセスト』で詩人としてデビュー。70年代から80年代前半にかけてはセルビア文学史をまとめた大著を上梓した。1984年に小説『バザール事典』(邦訳は東京創元社刊)を刊行。事典の形式をとり、読者が読みたい“項目”を自由に選んで読むことができる、という斬新な形式で話題となり、いちやく世界的な名声を得る。その後も精力的に作品を発表
三谷 惠子 (ミタニ ケイコ)  
東京都出身。東京大学大学院人文科学研究科博士課程修了。東京大学文学部助手、筑波大学文芸言語学系講師、同助教授を経て、京都大学大学院人間・環境学研究科教授。専攻は言語学、スラヴ語学、スラヴ言語文化論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)