日本における『ベーオウルフ』研究の泰斗、忍足欣四郎先生の学恩に感謝し、３６名が寄稿。未発表のものを含む忍足先生の論文５編を巻頭に収める。『ベーオウルフ』の解釈をめぐる諸問題や研究史の他、ガウェイン詩人、チョーサー、マロリーにも論及し中世英語英文学研究のひとつの到達点を示す。

第１部　Ｂｅｏｗｕｌｆと向き合って半世紀―忍足欣四郎先生　Ｂｅｏｗｕｌｆ論
第２部　Ｂｅｏｗｕｌｆの解釈
第３部　Ｂｅｏｗｕｌｆの言語
第４部　Ｂｅｏｗｕｌｆ研究史
第５部　Ｂｅｏｗｕｌｆの周辺―中世英語英文学論

３７名の執筆陣による中世英語英文学研究の集大成。「ベーオウルフ」の解釈問題や研究史の他，チョーサー，マロリーにも論及。