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展示の政治学

出版社名 水声社
出版年月 2009年9月
ISBNコード 978-4-89176-737-2
4-89176-737-5
税込価格 5,280円
頁数・縦 391P 22cm

商品内容

要旨

博物館、美術館、博覧会、あるいは日常生活のなかで、“見せること”と“見ること”は、どのような意味をまとうのか?ジャンルや研究領域を越えて、多彩な視座から“展示”という擬制を解体し、その再考を促す出色の論集。

目次

1 展示のポリティクス(展示―狂気と暴力の黙示録
展示への権利―美の展示と暴力の展示のすき間に
画像の展示と秘匿―キリスト教美術を中心に
展示される戦利動物
展示と政治)
2 展示のプラクティス(ミュージアムと教育―真珠湾教育ワークショップの事例から
オーストラリア戦争記念館と日本展示
空中写真の闇
名づけ得ぬもの
アートプロジェクトの政治学―「参加」とファシズム
起源への憧れを展示する―南米アルゼンチンのミュージアムが見せるもの)
3 展示のグローバリズム(見せずにはいられない―展示という名の所有の誇示
国を展示する―パプアニューギニアにおける国家の表象
「オーストラリア原始美術」展とその民族学的背景―日本最初のアボリジナル美術展をめぐって
文化を展示することは可能か―民族学博物館の展示手法の近年の変化から)

出版社・メーカーコメント

博物館や美術館で何かを《見せる》とはどういう意味なのか?多彩な視座から《展示》という擬制を解体する出色の共同研究の成果。

著者紹介

川口 幸也 (カワグチ ユキヤ)  
1955年、福井県に生まれる。東京大学大学院人文科学研究科を修了後、世田谷美術館学芸員を経て、国立民族学博物館准教授。専攻、アフリカ同時代美術、展示表象論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)