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九電と原発 1

温排水と海の環境破壊

南方ブックレット 2

出版社名 南方新社
出版年月 2009年11月
ISBNコード 978-4-86124-175-8
4-86124-175-8
税込価格 1,100円
頁数・縦 94P 21cm

商品内容

要旨

原発の温排水による環境破壊は、あまり知られてはいない。海岸には、ウミガメ、サメなどが大量に死亡漂着し、周辺漁協の漁獲は激減、惨憺(さんたん)たる有様である。影響は原発周辺に止まらず、はるかに広い範囲に及ぶと想定される。

目次

第1章 ウミガメの死亡漂着(二〇〇九年ウミガメの死亡漂着
二〇〇九年クジラ、イルカの死亡漂着
二〇〇九年サメ、エイ、ダツの死亡漂着
二〇〇六年、二〇〇八年ウミガメの死亡漂着
二〇〇九年ウミガメの異常行動)
第2章 海の生物の子どもを殺し、海を温暖化する原発(川内川河口の自然環境
海に熱を捨てる原子力発電所
原発に吸い込まれる水中の生きものたち
局所的「温暖化」による熱帯性外来生物の定着)
第3章 川内原発の温排水による海洋環境破壊(日本最悪の立地、川内原発
海の放射能汚染
海水温の上昇による生態系の異変
安全協定を逸脱する平均八度、最高一〇度の温排水高温化
環境調査で、温排水の再循環を自ら立証)

著者紹介

中野 行男 (ナカノ ユキオ)  
1958年、鹿児島県薩摩川内市寄田町生まれ。車体整備士として長く勤め、現在は海岸清掃ボランティア、ウミガメ保護活動に携わる
佐藤 正典 (サトウ マサノリ)  
1956年、広島市生まれ。鹿児島大学理学部教授。専門は底生生物学
橋爪 健郎 (ハシズメ タケオ)  
1942年、宮崎市生まれ。元鹿児島大学理学部助教。専門は環境物理学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)