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近世日本における「学び」の時間と空間

出版社名 渓水社
出版年月 2010年2月
ISBNコード 978-4-86327-084-8
4-86327-084-4
税込価格 6,270円
頁数・縦 473P 22cm

商品内容

目次

総説 近世日本における生涯学習システムの特質(近世日本における成人の学習活動―その史的考察の課題と方法
近世「教育論」における時間と空間)
1 近世学校と成人教育(近世学校の成人学習機能―佐賀本藩の文武課業法及び医術課業法をめぐって
郷学論
明治初年・武相郷学校の学習形態
手習い師匠番付から見える学びの拡がり―天保期・江戸(地域)の見立番付を通して)
2 学習サークルとしての社・連(一八世紀後半期西播磨の詩文会の動向
近世後期城下町における文芸社中―土佐藩士楠瀬六太の日記から
一茶社中の形成と俳諧指導の特質―「長沼連」を中心に)
3 武家社会の勤番・役と学習活動(江戸時代の武士にとっての学習経歴の重みについて―幕臣の次男三男等の事例から
城中という学習空間の一考察
金澤に洋算を伝えた戸倉伊八郎
対馬藩田代領における地役人層の教育・文化と成人学習)
4 特論(伊勢国溝口幹の「日乗」にみる生涯学習主体の形成過程
明治前期における「学び」を支える人脈―青少年教育に関連する民間施設としての漢学塾をめぐって)

出版社・メーカーコメント

江戸後期から明治前期の生涯学習システムの成立と発展を多角的に考察。近代化への転換期の特徴的な世界観、人生観、学習観を実証的・全体論的に究明する。11名による共著。

著者紹介

高木 靖文 (タカギ ヤスフミ)  
愛知学院大学・教授、名古屋大学・名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)