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戦争を伝えることば いらだつ若者を前にして

出版社名 かもがわ出版
出版年月 2010年8月
ISBNコード 978-4-7803-0379-7
4-7803-0379-6
税込価格 1,650円
頁数・縦 146P 20cm

商品内容

要旨

若者に戦争は伝えられるか!?語りにくい体験を「孫娘」に伝えようと品川氏は言葉をさがし、展望の見えぬ「平和な」社会にいら立つ若者を前に清水氏は佇む。ふたりの講演と対話には、どうしても届けたい言葉が溢れている。青山学院大学主催「戦争体験の継承と平和認識」講演と対話の報告集。

目次

1 孫娘に語った戦争体験(戦時下の特異な高校生活
死ぬまでに『実践理性批判』を読んでおきたかった
中国大陸の最前線で実戦を体験する ほか)
2 平和を生きのびる(「平和を生きのびる」ことも難しい
「戦争体験者がうらやましい」という学生たち
心身共に健康な状態で生きられることが前提 ほか)
3 対話 戦争は語り継げるか(「人を殺す」ことの戦中と今
戦争の時代を「狂気」で括れるか
今の社会の若者たち ほか)
附 過去三回のフォーラムの記録

出版社・メーカーコメント

若者に戦争は伝えられるか 戦争体験を孫娘に語る品川氏、先の見えない社会にいらだつ若者を憂える清水氏。戦争を語ることばを模索する。

著者紹介

品川 正治 (シナガワ マサジ)  
経済同友会終身幹事/財団法人国際開発センター会長。1924年神戸市生まれ。旧制第三高等学校在学中に召集され、送り込まれた中国戦線で戦闘に明け暮れ、そのときに受けた銃弾が右足に残る。日本火災海上保険(株)(現、日本興亜損保)社長、会長を歴任。その後、経済同友会副代表幹事、専務理事に就任
清水 眞砂子 (シミズ マサコ)  
児童文学者・児童文学翻訳家。1941年に植民地支配下の朝鮮で生まれる。青山学院女子短期大学名誉教授・菅沼眞砂子氏。訳書に、2004年の日本翻訳文化賞を受賞した『ゲド戦記』全6巻(岩波書店、1976〜2004)ほか数多い(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)