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遺骨は叫ぶ 朝鮮人強制労働の現場を歩く

出版社名 社会評論社
出版年月 2010年8月
ISBNコード 978-4-7845-0598-2
4-7845-0598-9
税込価格 2,090円
頁数・縦 174P 20cm

商品内容

要旨

骨の主の名前はわからないし、どんな殺され方をして埋められたのかもわからない。骨は何も語ってはくれない。だが、朝鮮人を日本に連行し、過酷な労働をさせられて死んだり、また日本人に殺された人たちのことは、そのもの言わぬ骨に聞いて語ってもらうことが、日本政府や私たち日本人に求められているのではないだろうか。地底からの呻き声に耳を傾ける。

目次

北海道・計根別飛行場―滑走路の下に朝鮮人の死体埋めた
北海道・鴻之舞鉱山―三〇〇〇余人の朝鮮人を強制連行
北海道・雄別炭鉱―特高警察が監視、骨折すると治療せず切断
北海道・浅茅野飛行場―過酷な労働と虐待、真実の掘り起こし急務
北海道・雨竜ダム―ダムの堰堤に犠牲者らを放置
北海道・三菱美唄鉱業所―ガス爆発、集中豪雨で夥しい犠牲者
北海道・夕張炭鉱―山の上に「監獄部屋」「タコ部屋」
北海道・室蘭日本製鋼所―寮ごとに下士官あがりの指導員置き徹底監視
北海道・倶知安鉱山―反抗すると「特別訓練所」で虐待
青森県・大湊海軍警備府―帰国時「浮島丸」に乗船、犠牲者多数〔ほか〕

著者紹介

野添 憲治 (ノゾエ ケンジ)  
1935年、秋田県藤琴村(現・藤里町)に生まれる。新制中学を卒業後、山林や土方の出稼ぎ、国有林の作業員を経て大館職業訓練所を終了。木材業界紙記者、秋田放送ラジオキャスター、秋田経済法科大学講師(非常勤)などを経て著述業。『塩っぱい河をわたる』(福音館書店)で第42回産経児童出版文化賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)