• 本

遠い汽笛

出版社名 文藝書房
出版年月 2010年11月
ISBNコード 978-4-89477-357-8
4-89477-357-0
税込価格 1,760円
頁数・縦 274P 20cm

書店レビュー 総合おすすめ度: 全1件

  • 新潟県出身の著者が描くのは、昭和の香り漂うノスタルジックな農村の世界。三部作のうち、二作は小学生の陽一が主人公だ。新潟の静かな田舎まち。明るく毎日遊び回っているようにみえる彼にも、人に知られない悲しみ・悩みが小さな胸の奥には隠されている。過ぎてゆく日々の中、少年は少しずつ成長していく。ふるさとを深く愛する著者が描く新潟。情景が目に浮かぶようだ。  (2011年1月4日)

    (2011年1月5日)

商品内容

要旨

太平洋戦争からわずか10年。昭和30年前後、農村の小学生は何を感じ、どう生きていたのだろうか。あの頃の農村社会、そして人々の暮らしの中で、小学生の、学校生活や地域生活はどうだったのか。明るく天真爛漫な少年にも、やりきれない悲しみもある。童話のような清冽な物語、で終わりはしない『北火事』『遠い汽笛』。またふるさとに残る「昔この辺は海だった」。この越の海説は…。歴史か、それとも神話か伝説か。いま疑問を解く『十郎杉』。よみがえる昭和、ふるさと三部作。

著者紹介

岳井 敬 (タケイ ケイ)  
昭和20年新潟県生まれ。中央大学卒業。平成18年「越佐会館青春記」(第5回新潟出版文化賞文芸部門賞受賞)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)