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移動祝祭日 『凶区』へ、そして『凶区』から

出版社名 思潮社
出版年月 2010年11月
ISBNコード 978-4-7837-1658-7
4-7837-1658-7
税込価格 4,180円
頁数・縦 371,8P 22cm

商品内容

要旨

一九六〇年から六八年へ、反安保闘争から大学闘争へと続く時代、文化の尖端を担ったのは詩誌『凶区』だった。天沢退二郎、菅谷規矩雄、鈴木志郎康らが切り拓く六〇年代詩というラディカル。当事者である著者が、前史の『暴走』『×』をふくめ、逸楽と苦痛の季節を生きる若い詩人たちを描く。豊富な資料と共に可能性を問い直す画期的労作。

目次

“六〇年代詩”のボディを求めて
戦後詩との遭遇―“六〇年代”から見た五〇年代詩人
『暴走』創刊と『舟唄』との交流
『×』と『暴走』の併走期
『凶区』創刊
『凶区』における濃密な交遊と緊張の併存
遊芸化の季節
『暴走』『×』『凶区』のたまり場
逸楽から苦痛と拡散へ
六〇年六月とは何であったか〔ほか〕

著者紹介

渡辺 武信 (ワタナベ タケノブ)  
1938年横浜生まれ。60年『暴走』、61年『×(バッテン)』創刊。両誌が合流し、64年『凶区』創刊。69年、東京大学建築学科博士課程単位取得満期退学。大学院在籍中よりアトリエ事務所、渡辺武信設計室を開設(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)