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ポスト社会主義期の政治と経済 旧ソ連・中東欧の比較

スラブ・ユーラシア叢書 9

出版社名 北海道大学出版会
出版年月 2011年3月
ISBNコード 978-4-8329-6740-3
4-8329-6740-1
税込価格 4,180円
頁数・縦 346P 21cm

商品内容

要旨

旧ソ連・東欧諸国で体制転換の過程が始まって20年余り。同じように民主化・市場化を目指しながらなぜ国ごとに政治・経済制度が相違するのか。政治を軸にした比較分析により、体制転換の特質を明らかにする。

目次

体制転換を理解する―政治比較の視点から
第1部 制度構築・再編の比較分析(「歴史の遺産」とその影響―旧東欧諸国における政治発展と制度選択・デモクラシー
ポスト共産期の東中欧諸国の地方制度改学―広域自治体設置問題をめぐって
ソ連共産党中央委員会からロシア大統領府へ―ロシアにおける半大統領制の発展)
第2部 政党システム形成の比較分析(政党戦略と政党間競合―東中欧政党システムにおける二極競合化?
旧ユーゴスラビア諸国の政党システム―専門家サーベイの結果に基づく政党の「政策位置」の測定
政党システムの分岐点―ロシア、ウクライナにおける政治エリートの連合再編過程の比較分析
エストニアとラトヴィアの政党政治比較―歴史的要因としてのロシア語系住民問題を軸に)
第3部 比較政治経済の視点から(東欧における経済的後進性について―ルーマニアおよびブルガリアを例として
ポスト社会主義の中東欧諸国における福祉制度の多様性―あるいは「体制転換研究」と「福祉政治研究」の架橋の試み
ロシア財政制度の資本主義化
体制転換研究の意義―研究の成果と残された課題)

著者紹介

仙石 学 (センゴク マナブ)  
1964年生まれ。東京大学大学院総合文化研究科博士課程単位取得退学。現在西南学院大学法学部教授
林 忠行 (ハヤシ タダユキ)  
1950年生まれ。一橋大学大学院法学研究科博士課程単位取得退学。現在北海道大学スラブ研究センター教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)