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戦うことと裁くこと 中世フランスの紛争・権力・真理

出版社名 昭和堂
出版年月 2011年3月
ISBNコード 978-4-8122-1103-8
4-8122-1103-4
税込価格 6,600円
頁数・縦 317,35P 22cm

商品内容

要旨

戦う者は裁かれず、戦えない者は裁かれる。中世の叙事詩『ローランの歌』の法廷場面で、シャルルマーニュが判決に落胆したのはなぜか?戦争、法廷決闘、呪詛、神判…中世フランスを舞台に、国王、領主、聖職者、領民が繰り広げた紛争と和解の文化を解きほぐし、「下からの」中世像を描き出す。

目次

序章 「戦うこと」と「裁くこと」
第1章 紛争のなかの封建社会
第2章 戦う教会人
第3章 俗人領主たちの紛争
第4章 領民を裁く
第5章 「悪しき慣習」
第6章 神判・法廷決闘から証人尋問へ
第7章 国王と紛争―フィリップ・オーギュスト時代
終章 聖ルイ時代の裁判と第四回ラテラノ公会議

出版社
商品紹介

人類は紛争をいかに解決してきたのか。制度史ではなく、社会史の視点から、中世の人々の紛争・和解の過程を明らかにする。

著者紹介

轟木 広太郎 (トドロキ コウタロウ)  
1966年生まれ。京都大学文学部卒業(1990年)。京都大学大学院文学研究科博士後期課程西洋史学専攻研究指導認定退学(1996年)。現所属:ノートルダム清心女子大学文学部現代社会学科・准教授。修士(文学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)