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トヨタショックと愛知経済 トヨタ伝説と現実

出版社名 晃洋書房
出版年月 2011年4月
ISBNコード 978-4-7710-2250-8
4-7710-2250-X
税込価格 2,860円
頁数・縦 247P 22cm

商品内容

要旨

世界の自動車市場は、中国や新興国が急拡大。トヨタも現地生産型グローバル企業に変化し、「トヨタ生産方式」はいまや「伝説」となる。地域経済の空洞化の危機と雇用流出が続く愛知は、デトロイトの現実を追体験するのか。自動車産業特化構造からの脱却と内需拡大の取り組みが急務となる。

目次

トヨタショックの重層的構造―コスト・品質・納期・フレキシビリティーの伝説と現実
第1部 自動車産業再考(トヨタのグローバル戦略とシステム―トヨタ神話としてのフレキシビリティ
プリウス・リコールと「競争の戦略」―燃費と価格で「ムリ」)
第2部 愛知の経済社会(トヨタ企業集団における労働条件の階層化―下方調整は格差をどう拡大したか
トヨタショックによるモノづくりと雇用コンプライアンスの危機―愛知県の地域雇用調整過程と雇用保蔵の推計から
トヨタショックの外国人労働者の雇用への影響―日系ブラジル人流入と定住化
名古屋圏における自動車産業特化構造の帰結―トヨタショックと自治体財政の危機
新地方公会計制度によるトヨタショック下の自治体財政分析―トヨタショックは将来の「豊田市ショック」につながるか
トヨタショックが地域文化に及ぼした影響―公立図書館サービス低下克服の取り組み
トヨタショックが東海地域の自動車産業クラスターに与えたインパクト―自動車産業クラスターにおける負のレバレッジ効果)
世界経済の中のトヨタショック―資本と労働のヘゲモニーの確執

著者紹介

塩見 治人 (シオミ ハルヒト)  
1943年生。1973年京都大学大学院経済学研究科博士課程修了。現在、名古屋外国語大学現代国際学部教授、名古屋市立大学名誉教授
梅原 浩次郎 (ウメハラ コウジロウ)  
1943年生。1991年名古屋市立大学大学院経済学研究科修士課程修了。1994年愛知大学大学院経済学研究科博士後期課程単位取得退学。現在、愛知産業大学経営学部非常勤講師、名古屋市立大学大学院経済学研究科同窓会(剣陵会)会長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)