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コンタクト・ゾーンの人文学 第2巻

Material Culture/物質文化

  • 田中雅一/編 稲葉穣/編
出版社名 晃洋書房
出版年月 2011年4月
ISBNコード 978-4-7710-2211-9
4-7710-2211-9
税込価格 3,410円
頁数・縦 257P 22cm
シリーズ名 コンタクト・ゾーンの人文学

商品内容

要旨

わたしたちは人文学が対象としてきたさまざまなことがらが、ある社会や文化に自生したものとみなすのではなく、さまざまな他者との交渉の結果であるという視点をもつことが必要である。あたらしい人文学の可能性を問う。

目次

第1部 異界と記憶(ヘラートの「カーマ・スートラ」―中世アフガニスタンにおけるトランスカルチュレイション
ミュージアム展示をめぐる人びと―広島県呉市・大和ミュージアムを事例に)
第2部 ヨーロッパ・植民地主義・近代(近隣社会としてのスラム―ムンバイの事例から
ヒンドゥー寺院司祭の居住空間にみる浄・不浄―南インド・チダンバラムを事例に ほか)
第3部 ディアスポラたちの食卓(コンタクト・ゾーンからみるインド料理―国民料理の形成と記述をめぐって
コンタクト・ゾーンにおける食文化の表象―沖縄・南米文化接触地域のエスニックフード・ビジネスから)
第4部 無国籍化と文化の商品化(ファッション・コンタクト・ゾーンとしての原宿
ファッションとしての日本―「ファッショナブル」に関する現代的考察 ほか)

著者紹介

田中 雅一 (タナカ マサカズ)  
1986年ロンドン大学経済政治学院(LSE)博士課程修了(Ph.D.)。現在、京都大学人文科学研究所教授
稲葉 穣 (イナバ ミノル)  
1988年京都大学大学院文学研究科博士後期課程指導認定。現在、京都大学人文科学研究所教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)