本書は、近年セメスター制を採用する大学が増加していることを考慮して、半期（12回）で学習できるような構成になっています。本書の作成にあたっては、読者が現実の経済に興味がもてるような内容を盛り込むことに特に配慮し、現実の経済の制度やしくみを学習しながら、自然にマクロ経済学を学ぶための基礎知識が身に付いていくような構成にしました。　また、各章にまとめや練習問題を付け、授業の予習や復習も容易に行なえるようになっています。さらに、理論に関心がある人のために、各章に「アドバンス」としてやや高度な理論の紹介をしています。（本書「まえがき」より）