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青春70歳ACT 若者へのメッセージ

ブックレットロゴス No.7

出版社名 ロゴス
出版年月 2011年10月
ISBNコード 978-4-904350-20-1
4-904350-20-0
税込価格 1,210円
頁数・縦 124P 19cm

商品内容

目次

国鉄労働運動六〇年(佐久間忠夫)(国鉄労働運動六〇年
言いたい放題 ほか)
戦争・安保・冤罪・差別・震災―私の人生を集約した五つのキーワード(佐藤三郎)(皇国臣民づくりの国民学校時代
訪れた平和―高校・大学・サラリーマン生活の中で ほか)
東京大空襲裁判闘争(斉藤亘弘)(戦災から東京大空襲裁判へ
アウシュヴィッツへの旅―戦争責任めぐるドイツと日本の違いを痛感)
朝日訴訟から生存権裁判へ―権利はたたかう者の手にある(朝日健二)(いま朝日訴訟の「前夜」そっくり
朝日訴訟の「前夜」一九五四年 ほか)

出版社・メーカーコメント

1931年生まれの佐久間忠夫さんを初め、みな戦争の惨禍に叩き込まれ、戦後の廃墟から立上がって平和のために、あるいは民主主義のために活動を重ねてきた。それぞれに貴重な体験をくぐり抜けている。佐久間さんは国鉄労働組合運動を、佐藤三郎さんは教育労働者の闘いを、斎藤亘弘さんは東京大空襲裁判を、朝日健二さんは朝日訴訟(生存権裁判)を、長年にわたって担ってきた。; 経験の継承という意味では先輩たちにさらに教訓と知恵を活かしてほしいと思うと同時に、若い世代の登場を切望する。同じ誤りをくりかえさないためには、歴史の教訓を活かすことが大切である。記憶を風化させることは、同種の過ちを犯す迷路への陥没に通じるとも言える。; 収録した四人は全部男性で、天の半分を支える女性がいないのは残念だが、政治的分類で見ると、共産党系、社会党系、無党派とバランスよくそろったのは、よかった。私の年来の主張である、党派を超えた協力・共同の追求が実を結んだとも言える。テーマとしては、国鉄、教育、空襲、生存権となるが、労働運動も市民運動も包摂できた。; この四人の、平和の創造に向けた「若者へのメッセージ」が若い世代に届いて先人の教えを活かす糧になり、あるいは同年配の人びとの奮起につながることを強く望む。朝日さんの結びがドイツの法学者イェーリングの言葉で締めくくられていることの意味を深く噛み締めたい。