• 本

知床半島の湖沼−チームしこたんが探検した

出版社名 共同文化社
出版年月 2011年10月
ISBNコード 978-4-87739-206-2
4-87739-206-8
税込価格 2,200円

書店レビュー 総合おすすめ度: 全1件

  • 帰りに採るつもりのキノコはヒグマに食べられて

    “知床の湖”といえば、五湖が有名ですが、実は知床には60以上もの湖沼が点在しているのです。五湖でさえも、ヒグマとの遭遇の危険や、植生保護のため全てを見ることが困難なことも多いのですが、著者はこの難関の湖沼探索を4年かけて達成したのです。ベールに包まれた湖沼。冬場ならともかく(もちろん冬場も危険ですが)、夏期に全ての湖沼の写真を撮る、ということは、川を歩き滝を越え、笹やハイマツを漕ぎ、ヒグマとの出会いも心配しなくてはなりません。危険と隣り合わせの探索の末、出来上がった本書。湖沼の美しい写真と共にルートの説明も丁寧に示してありますが、「クマが通過したばかりの沼」「地形図に載っていない沼」などの解説を読んでいると、素人が近寄るのは遠慮すべきと実感。探検隊の皆さんのがんばりのおかげで、私たちは危険を冒さずとも貴重な湖沼が拝めるのです。

    (2011年11月17日)

出版社・メーカーコメント

原生の自然が息づき、いまだ神秘のベールに包まれている知床。;多くの人の憧れの地ではあるが、誰もが簡単にいけるところではない。;川を遡り、岩を登り、滝を越え、笹やハイマツを漕ぎ、ようやくたどり着いた先にある美しい湖沼の数々……… ;;見やすい地図つき ;知床岳、ウナキベツ、相泊周辺の沼