• 本

富豪への道と美術コレクション 維新後の事業家・文化人の軌跡

ゆまに学芸選書ULULA 4

出版社名 ゆまに書房
出版年月 2011年10月
ISBNコード 978-4-8433-3614-4
4-8433-3614-9
税込価格 1,980円
頁数・縦 234P 20cm

書店レビュー 総合おすすめ度: 全1件

  • 本書は明治期の大事業家たちの成功プロセスをたどりながら、彼らが自らの財を美術品コレクションと美術館建設により、世に還元していった姿が書かれている。取り上げられている事業家の、現在では考えられない「成功物語」も興味深いし、美術品を一般に公開するために造ったそれぞれの美術館への情熱も面白い。著者によるその美術館案内もうれしい。

    (2012年2月17日)

商品内容

要旨

なぜ、彼らは巨財を投じて優れた美術品を蒐集したのか。―巨万の富を成した維新後の事業家たち。

目次

なぜ事業家はコレクションをはじめたのか
大富豪による芸術文化への支援と美術館創設
国際実業家・松方幸次郎と松方コレクション
生糸貿易・原富太郎の芸術家支援とコレクション
メセナ実業家・大原孫三郎と大原美術館
出光佐三の独立・自立経営と美のコレクション
タイヤ王・石橋正二郎とブリヂストン美術館
鉄道王・根津嘉一郎の美術品コレクション
独創的事業家・小林一三と逸翁美術館
豪腕事業家・五島慶太と五島美術館〔ほか〕

出版社
商品紹介

事業家たちは如何にして巨万の富を成し、美術品蒐集の名で世に還元したのか?知られざる事業家たちの秘話でその素顔に迫る。

著者紹介

志村 和次郎 (シムラ カズジロウ)  
ノンフィクション作家。群馬県に生まれる。同志社大学法学部卒業。大手自動車メーカーの管理職、子会社役員を歴任。経営コンサルタント(中小企業診断士)として独立。中小企業大学校の講師などを経て、IT企業、ベンチャー企業の社長、役員、起業支援団体・ニュービジネスブレイン機構の代表理事などを歴任した。『明治史の研究』で文筆活動に入る。趣味は歴史散策、美術館・博物館巡り。日本ベンチャー学会正会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)